
なぜCE認証がUV-C装置にとって重要なのか
多くの人々は、CEマークを単なる書類上のものだと考えています。チェックボックスを押すだけのものとして扱っているのです。しかし、UV-Cの分野では、そう考えるのは危険です。
その小さなロゴは、一種の約束の印です。つまり、そのランプやバラストが「十分に良い」というだけでなく、EUの安全基準や電磁波適合性の規則を守っていることを意味します。もし、これらのランプを高機能な医療機器や工業用機械に搭載したいのであれば、適当に対処するわけにはいきません。安心して使用するためには、その認証が必要です。
UV物理の恐ろしさ
UV殺菌ランプは、一般的な照明器具とは異なります。これらは、DNAを破壊するために特別に設計された短波放射線(通常は254nm程度)を放出します。これは細菌を殺すのには有効ですが、人間にとっては有害です。
もし、ケースに漏れがあったり、バラストが電圧の影響で正常に動作しなかったりすると、オゾンが発生したり、最悪の場合、皮膚や目に直接害が及ぶこともあります。遮蔽や絶縁に関しては、甘く見てはいけません。EN 62477-1という規格に従って全ての製品をテストする必要があります。これは面倒な作業ですが、高温状態でも装置が安全であることを確実にする唯一の方法です。
電子機器を守るために
そして、もう一つの「見えない」問題があります。それは電気的ノイズです。安価な家電がWiFiの動作を妨げたり、画面がちらついたりするのを経験したことがありますよね?それは、認証されていないバラストを使用した時に起こる現象です。このようなバラストは高調波電流を漏らし、電圧の急上昇を引き起こします。
もし、安価で認証されていないランプをPLCで制御されるシステムに接続すると、「ゴースト信号」や奇妙なノイズが発生する可能性があります。これは解決が非常に困難です。認証というのは、スイッチを入れた瞬間に装置全体が故障しないという保証なのです。
「安価」の真の代償
確かに、このような認証を取得するのは無料ではありません。多くの時間とお金がかかります。そのため、製品の単価も上がります。
しかし、それと代替案との間で選択を迫られます。税関によって荷物が没収されるリスクを冒すか、安価なランプが火災を引き起こし、訴訟に巻き込まれるリスクを背負うかのどちらかです。
少し多くのお金を払うことで、その部品を簡単に取り付けて忘れてしまえるのです。これは、ホビー用の部品を購入するのと、工場で使われるような高品質な部品を購入するのとの違いです。